• 好循環によるワクワクドキドキをあなたに

f:id:upcyclist:20170301001511j:plain
季節は過ぎてしまったけれど、大好きなアサギマダラ(蝶)をモチーフにバッグを自作。

季節の変わり目、残暑や秋風を感じながら衣替え。

ショック!

引っ張り出した黒色の革ジャンには何と白カビが生えていた。

黒革に白カビは中途半端に目立つ。

いっそ、ホルスタインぐらいにバキバキにキメて欲しい!

そうすれば

「お、お洒落に、な、な、なったと思いますか?」

などと動揺しながら誰かに相槌を求めることができる。

悪あがきで皮革用カビ取り洗剤を使ってみたが取れないところがあった。

染め直しも考えたが、組織に食い込んだカビは簡単に除去できない。

再びカビが出てくることは目に見えてわかる。

「あーあ~、やってもうた」

人生は失敗が付き物。

いや、殆どが失敗どころか、失望という、失ってばかりの人生。

そこで一番大事で自分を見失わないなのは、その失敗、失望のリカバリーであり、それこそがその人の生き様となる。 

なんて、偉そうに語る私はどうなの?

話しを巻き戻し

革ジャンは、処分するしかないと思ったが、例のごとく貧乏性の私は簡単には捨てることができない。

直ぐに何かを作ろうというアイデアも無かったので、一旦革ジャンを解体(縫製箇所の糸切り、裁断)し、カビが出ているところだけ捨てて、カビが出ていないところを素材別収納箱に保管することにした。

だが、収納箱に入れようとした瞬間、以前仕舞っていた浅葱色の革の端切れに出会ってしまった。

心が化学反応を起して勝手に舞ってしまった。

手に持っている黒色の革と収納箱に入っている浅葱色の革。

んーー。この組み合わせどこかで見たことあるぞ。好きな配色だ。

さて何だ?

心は舞っているまま…。

舞う?

「蝶野のように舞い… 」

おっと、もとい

「蝶のように舞い、蜂のように刺す」

プロレスラー(猪木)に太ももを痛めつけられたモハメド・アリが嫌がるよー。

そうだ、この色の組み合わせは蝶のアサギマダラだ!!  

前置きがワザとらしいー。

でも、アサギマダラをデザインモチーフに何が出来るんだろう?

皮革で作るものは限られている。

そうだバッグだ。

いや、バッグしか思いつかない。

もう、それしかない。

他の発想など無い。

考えてる時間の余裕が無い。

心の余裕も無い。

ついでにお金の余裕も無い。

誰か貸してー。

ということで強引にバッグを製作した。

何だそれ

ジャーン! バタフライバッグでございます‼

f:id:upcyclist:20170304134744j:plain

猪木になったつもりで抑揚をつけて「どうですか~お客さ~ん?」

f:id:upcyclist:20170304134837j:plain
前面
f:id:upcyclist:20170304134901j:plain
上面
f:id:upcyclist:20170304134930j:plain
背面及び側面
f:id:upcyclist:20170304135031j:plain
蝶の胴体部はカラビナになっているので、キーホルダーに
f:id:upcyclist:20170304135111j:plain
背面上部の取り付けリングに、取っ手やベルトなどを付け替えることができるので
3way(ハンドバッグ、ショルダーバッグ、リュック)に変身します。この写真のバッグは、ベルトの太さと材質が不評だったので、細い革製のベルトに付け替えました。

そうだ、大事なことを忘れていた。

バッグといえばブランドだ。

ブランドなくして何がバッグぞ

ということで慌ててネーミングを考えた。

「フランク三浦」みたいにインチキ臭いネーミングにしたい。

と思って検索した。

「サマンサ田端」

既にあった。やっぱりね…。

「サマンサヤバさ」とか「サマンサ蛸さん」ぐらいにしようかと思った。

サマンサタバサ関係者各位

スミマセン。

でも、安心してください。

訴訟嫌いの私は抵触するようなネーミングは付けません。

お遊びで作ったバッグです。

ブランドなんか、ブランドなんか、これっぽっちも興味ありません(ギラギラ)

ということで、しがないアップサイクリストが作ったブランド無し「バタフライバッグ」です。

蝶の羽ばたきが竜巻を引き起こすが如く、の災いではなく、小さな良い事が起きて欲しいと思う今日この頃です。

ちなみに、アサギマダラの黒色✕浅葱色の配色は毒を持ってるぞ、という警戒色でもあります。

既に毒を持った女性は勿論のこと、これから毒を持つ女性には有効かもしれません。

あ~あ、こんな警戒色を発信したら益々少子化だよ。

おっと、作ることに夢中になって大事なこと忘れていた。

このバッグ、一体誰の為に作ったんだ?

そもそも渡す女性などいなかった。お粗末(泣)



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です