今回、私たちupcyclist.jpは、ファッションでもその精神を具現化しようと試みました。
素材となるものは、長年愛用し膝が抜けたLevi’s(リーバイス)501。
そして、陸上自衛官だった頃、日米合同演習でアメリカ陸軍、海兵隊のそれぞれの兵士から貰ったワッペンやコンバットジャケットから切り離したポケットなど
生地の擦り切れた所にワッペンやポケットを配してバランスをみて位置を決め縫い付けていきます。不要になった革ジャンの端切れや靴紐などを取り付けます。あえて膝の一部は穴が開いた状態で残しました。
更にHarley-Davidson(ハーレーダビッドソン)のTシャツについていたタグ等をポケットに縫い付けていきます。私は、Tシャツの首後ろにあるタグがチクチクして痒くなるので買ったら直ぐに切り取ります。切り取ったタグは大概そのまま捨てるのですが、デザイン的に面白いものや好きなブランドは保管して使います。
ミシンでも手縫いでも良いと思いますが、あえて手縫いでやりました。手縫いの作業中に思い出すのは、新隊員の頃、制服や戦闘服に付けるネームや階級章、部隊章を全部、自分で手縫いしたことです。入隊するまでは納入業者がやると思っていました。裁縫など小学生の家庭科以来でしたのでよく針を指に刺したことを覚えています。
従来のリメイクとどう違うのか?
今回試作してみて、従来の作り直すという解釈のリメイクとは一線を画す必要がある。アップサイクルはデザインや機能性など付加価値によって、その上を行くものとupcyclist.jpは定義付けたいと思いました。
その点において、私たちに課題が多くあると反省しました。