和室自体は嫌いではない。むしろ、畳に寝転ぶのは快感だし癒される。
だから、自宅を設計する時、部屋数をある程度確保できるのであれば一部屋は和室にしたいと思う。
しかし、現状の家は戸建だが、賃貸で部屋数が少なく、手持ちの家具、インテリア雑貨は和室にそぐわない。
仕方なく、畳の上にはフローリングカーペットを敷く。
その上に家具やインテリア雑貨を設置する。
だが、まだ合わない。何だか違う気がする。
天井に目をやると和のテイスト中途半端に主張するシーリングライトがある。
たとえ純和風の部屋を作ったとしても、このシーリングライトのデザインは昔から好きではない。
普通なら、家電量販店かホームセンター辺りでモダンなシーリングライトを買って取りかえれば済むかもしれないが、それではアップサイクリストの名が廃る。
材料は、先程のシーリングライトと、以前勤めて会社で廃棄処分となったpopのアクリル板、壊れた折り畳み傘。
古ぼけた和のテイストのカバーを外し、折り畳み傘の骨にアクリル板で製作したカバーをパーツごとにスプリングで取り付ける。
今回はやり過ぎたようだ。
リドリースコット監督やリュックベッソン監督あたりが描くような近未来テイストになってしまった。