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ミニマルなのに買物?

相反するように思われるかもしれません。

ミニマルは、家財を極限まで削ぎ落として身軽になり、物から心へと意識をシフトチェンジして集中させ、向き合わなければいけない雑多な問題をシンプルに見つけ易くする。快適な生活と精神的な豊かさの両方を手に入れ幸せを得るという人生の整理整頓でもあると思うのです。

にもかかわらず、新たに買物?・・・。

ミニマルは、物を買わなくなってしまうという側面があり、仮に多くの方がそれを追求すると製造業への打撃となり、経済が停滞してしまう恐れがあります。物の売買は、社会に必要な経済活動ですのでそのこと自体を否定できません。

私たちが提案したいのは、必要最小限や必要最低限、適度を実現する、物を減らすための賢い買い替えを提案するものです。ミニマルや断捨離をする人にとって一助になればと思っています。

対極のライフスタイルである収集癖や装飾的なことを嗜好する方には忌々しき事態、立ち寄り無きようオススメいたします。悪しからず。

しかし、うっかり最後まで読んでしまって後戻りできない方でしたら勿論大歓迎いたします(笑)

「現代人がミニマルや断捨離を好む訳」

ミニマル、 断捨離、このキーワードの共通点は生活の簡素化です。
簡素と言えども昔の質素とは違います。

現代においては、簡素にスタイリッシュも加味されなくては成立しません。
貧乏に見えたらアウトです。言わば下心ある簡素です。

昔の人は今より情報が少ない上に、その情報にアクセスするのに時間が掛かり、想像で補うしか術はなかった。反面、否が応でも想像力は鍛えられました。

現代人は情報に簡単にアクセスできいつでも他者と情報を共有できる。便利にはなった反面、社会は情報過多で問題は複雑化し溢れていく一方です。現代人は情報に食傷気味だと言っても過言ではないと思います。

このこってりした世の中で、あっさりした物を好むのは人の世の常。

情報整理の手段として、また、現代人に切実な防災、減災、被災を意識すると、気付いたら断捨離にはしり、ミニマルを好むようになるのではないでしょうか。

散かった部屋のイメージ
散かった部屋のイメージ
モデルルーム
モデルルームのイメージ
【モデルルームを美しく思う理由】
生活感に溢れたモデルルームは殆ど無い。人は、憧れのモデルルームを軸にイメージを膨らませ購入する。そのイメージには物が溢れかえった様子はない。生活していれば嫌でも物は増える。子供がいれば尚更だ。では何故、物が少なく生活感の無いモデルルームを美しいと思い憧れるのか?
潜在意識の中に種々雑多な情報から解放された自分を投影しているからではなかろうか?

「片付けは面倒だし、習慣づけて持続させるのは大変」

「物を減らせば片付ける手間が無くなることは解っているけど、必要なものがあるし思い出の物もある…」

そうです。簡単に片付けられるなら苦労しませんし、必要な物まで捨ててしまっては意味がありません。家の中を見回しても不要な物は簡単に見つからないと思います。何故ならば、今まで家に存在していた物たちは、生活必需品であったり、思い出深い物であったりするからです。しかし、それではいつまで経っても快適な生活と精神的な豊かさを手に入れることができません。捨てられない物を如何に処分していくかがミニマル流買物術なのです。

◆私たちのきっかけ◆

昔、仕事の関係で、阪神・淡路大震災後の瓦礫と化した街に入りました。家と共にあらゆる家財道具が焼失した惨状を見た時、「災害に遭えば物は持ち出せない」その当り前の現実に今さらながら気付かされました。
地震、津波、豪雨。災害大国日本で暮らすには、普段から荷物を整理、処分して、その時に備えなければならないと私はそう考えるに至りました。

◆所有物を減らすメリット◆

部屋がオシャレになり、来客にも気後れしない。
空間が広くなり動線確保でき安全。
掃除・片付けが楽になる。
物が紛失しないですぐに見つかる。
思考がシンプルになり、活動が意欲的になる。
ダブりなどの無駄な買い物をしないので節約になる。
被災時の喪失感が少なくてすむ。避難しやすくなり減災になる。

◆ミニマル流の買物をする前の手順◆

①まずは既存の家財の分類・整理整頓から始めてみる。

☆ポイント

やみくもに捨てるのは喪失感が邪魔して抵抗があり失敗する。

一遍にやらず少しずつ小さいエリアから分類・整理整頓を始めて習慣づけます。

このプロセスも重要で、忙しくて時間が無いから出来ないのか。疲れて出来ないのか。怠惰なのか。何回かトライしたが挫折してしまった。何が問題なのか?

この処分して減らすという面倒な作業に意味と価値があります。自分の人生の過去、現在、未来と内面に向き合う大切な時間であり、他人に代行してもらうのでは意味がありません。

引越しの時を思い浮かべると理解できると思いますが、部屋全体を一日で終わらすには作業量に無理があるし、時間に追われ疲れて二度とやりたくなくなります。結果的に元の散らかった部屋に戻りやすくなります。毎日やる必要はありません。但し、心の片隅から追いやらず、分類・整理整頓を絶えず意識しておくことです。

何が何でも、何日掛かっても、小さくても良いから一つの綺麗なエリアをつくるのがポイントです。
そして、そこから徐々に分類・整理整頓エリアを周辺に広げていく。美しくなったエリアを見るにつけ他も綺麗にしたい気持ちが芽生えたらしめたもの。その成功体験を積み重ねていけば気付いた時に部屋全体が綺麗に美しくなっています。

②類似物を照合しダブっている物を処分

複数の物に同じ様な内容、機能がダブって存在するなら、それは無駄な物。処分の対象となる。そのまま売れる不要・不用品はフリマ、ネットオークション。そうでないものはアップサイクルやリメイクして使ったり販売します。

③書籍・紙媒体の印刷物の情報集約と処分 

書籍・紙媒体の必要情報を切り抜き、またはデジタル化。アルバム等にある思い出の写真をデジタル化してSDやUSBのメディアに移してコンパクトにする。どうしても処分出来ない物は一旦残す。一旦というのがポイントでいつか再考検討して処分をするということです。必要な物をコンパクトに所持できないか?という問いかけを常に自分にします。

どんな高尚なコレクションでも、災害やあるいはあなたがこの世に存在しなくなった時、廃塵と帰す可能性がある。いつそうなるかは誰にもわからない。本質はいつでも振り返ることが出来るかで所持することではない事に気付くこと。この考えは終活にも通じます。

価値がある物は博物館や資料館に思い切って寄贈する。その際、特別入場券・入館証を発行してもらうなど自分がタダで見に行けるよう交渉することも忘れずに。クラウドファウンディングで資金を集めて自ら博物館、資料館を開設するのもありかもしれません。

部屋は心を映す鏡であり、散かり乱れ放題の部屋は見る人を不快にし、自分を不幸にします。物が多くても整理整頓されていれば良いと思いますが、もしも、ゴチャゴチャした環境が嫌でないゴミ屋敷の住人のような方は心の病が疑われるそうです。

次回はミニマル流買物術の実践編、ミニマルに適した物を紹介していきます。

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